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ミニPCを自宅サーバーにするなら、画面のない軽いLinux「Ubuntu Server」を入れるのが定番です。Windowsより動作が軽く、cronでの定期実行やDocker、ファイルサーバーなど、24時間動かす用途に向いています。この記事では、ミニPCにUbuntu Serverを入れて、別のPCからSSHで操作できる状態にするまでの手順をまとめます。
注意:インストールすると、ミニPCに入っているWindowsやデータはすべて消えます。必要なデータは先にバックアップしてください。
用意するもの
- ミニPC(自宅サーバー用)
- 8GB以上のUSBメモリ(中身は消えます)
- インストール作業用のモニター・キーボード(作業が終われば外せます)
- LANケーブル(有線でつなぐのがおすすめ)
- USBメモリを作るためのWindows PC
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手順1:インストール用のUSBメモリを作る
- Ubuntuの公式サイト(ubuntu.com)から「Ubuntu Server」のLTS版(長期サポート版)のISOファイルをダウンロードする
- Windowsで「Rufus」などの書き込みソフトを使い、ISOファイルをUSBメモリに書き込む
手順2:USBメモリから起動する
USBメモリをミニPCに挿して電源を入れ、メーカーロゴが出ている間に起動メニューのキー(F7・F11・F12・Esc など、機種によって違います)を押して、USBメモリを選びます。起動メニューが出ない場合は、BIOSの「Boot」で起動順の1番目をUSBメモリにします。
手順3:インストーラーの主な選択
| 画面 | 選ぶもの |
|---|---|
| Language | English のままが無難(画面の文字化けを避けるため) |
| Keyboard | Layout を Japanese にする(日本語キーボードの場合) |
| Network | 有線LANがつながっていれば自動で設定される(DHCP) |
| Storage | 「Use an entire disk」でミニPCの内蔵ディスクを選ぶ(中身は消えます) |
| Profile | 名前・サーバー名・ユーザー名・パスワードを決める(ログインに使うので控えておく) |
| Ubuntu Pro | 今は「Skip」でOK |
| SSH | 「Install OpenSSH server」にチェックを入れる(別のPCから操作するために必須) |
| Featured snaps | 何も選ばずに進めてOK |
インストールが終わったら「Reboot Now」を選び、USBメモリを抜きます。
手順4:最初にやっておく設定
再起動したら、決めたユーザー名とパスワードでログインして、次のコマンドを順に実行します。
ソフトを最新にする
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
タイムゾーンを日本時間にする
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
date
cronで時刻を指定して動かすときに、ここが日本時間になっていないと実行時刻がずれます(cronの書き方と注意点)。
IPアドレスを確認する
ip a
「inet 192.168.x.x」のような表示が、このミニPCのIPアドレスです。IPアドレスが変わるとSSHでつなげなくなるので、ルーターの設定で「このミニPCには毎回同じIPアドレスを割り当てる」(DHCPの固定割り当て)にしておくと安心です。
手順5:別のPCからSSHで操作する
ここまでできたら、モニターとキーボードは外してかまいません。WindowsのPCからは、ターミナル(PowerShell)で次のように入力すると、ミニPCに接続できます。
ssh ユーザー名@192.168.x.x
初回は「接続してよいか」を聞かれるので yes と入力し、パスワードを入れればログインできます。
24時間動かすならやっておきたいこと
- 停電後に自動で起動する:BIOSの「AC電源復帰」を「Power On」にしておく(設定方法)
- セキュリティ更新:Ubuntu Serverは、セキュリティ更新を自動で入れる仕組み(unattended-upgrades)が標準で入っています。
sudo apt upgradeもときどき手で実行しましょう。 - 電気代を把握する:24時間稼働の電気代計算ツールで目安を確認できます。
このあと何をする?
- 定期実行:cronの書き方と次回実行時刻チェッカー
- ファイル置き場・バックアップ:ミニPC+NASで作る自宅クラウドストレージ構築ガイド
- スマートホーム:ミニPCで始めるスマートホーム自動化(Home Assistant入門)
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