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Claude Code を、自分のパソコンを閉じても動かし続けたい。決まった時間に作業をさせたい。そんなときの選択肢が、ネット上のサーバー(VPS)を借りて、そこで Claude Code を動かす方法です。
この記事は「VPS で動かす」と決めた人向けに、VPS の選び方と、借りてから Claude Code を動かすまでの最初の設定をまとめました。自宅のミニPCで動かすか VPS を借りるかで迷っている段階なら、先に ミニPCとVPSどっち? を読んでください。
Claude Code の動作条件やコマンドは、2026年10月時点の公式ドキュメントにもとづいています。変わることがあるので、最新の情報は公式ドキュメントで確かめてください。
VPSを選ぶときに見るところ
Claude Code の公式の動作条件は、Linux なら Ubuntu 20.04 以上・Debian 10 以上など、メモリは 4GB 以上です。これを満たすプランを選びます。
| 見るところ | 目安 |
|---|---|
| OS | Ubuntu(20.04 以上)か Debian(10 以上)を選べるプラン |
| メモリ | 4GB 以上(公式の条件)。ほかのツールも一緒に動かすなら余裕を持って |
| ストレージ | SSD。作業ファイルやログがたまるので、少し多めに |
| サーバーの場所 | 日本のリージョンだと、SSH の反応が速い |
| 支払い | 月払い・まとめ払いなど。試すなら短い期間から始められるもの |
料金とプランの中身はよく変わるので、この記事では数字を書いていません。申し込む前に、各社の公式サイトで最新のものを確かめてください。
Linux の VPS の例
ABLENET VPS
Windows プランと Linux プランの両方があり、公式サイトで AI 関連ツールや FX 自動売買での利用をうたっている VPS です。Claude Code を動かすなら Linux プランを選びます。
ConoHa VPS
GMO インターネットグループの VPS です。OS を選んでサーバーを作る画面が分かりやすく、はじめて VPS を借りる人でも始めやすいのが特徴です。
借りたあとの最初の設定
ここからは、Ubuntu の VPS を借りた前提で進めます。コマンドは自分のパソコンのターミナル(Windows なら PowerShell)から SSH でつないで打ちます。
1. SSH でつなぐ
VPS の管理画面に出ている IP アドレスと、申し込みのときに決めたユーザー名でつなぎます。
ssh ユーザー名@サーバーのIPアドレス
2. 作業用のユーザーを作る
root のまま作業を続けると、間違えたときの影響が大きくなります。作業用のユーザーを作って、そちらで Claude Code を使います(名前は例です)。
adduser claude
usermod -aG sudo claude
su - claude
3. サーバーを最新にする
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
4. Claude Code を入れる
公式のインストール方法(ネイティブ版)です。終わったら、新しくつなぎ直してバージョンが表示されるか確かめます。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
claude --version
このほか、apt でリポジトリを登録して入れる方法や、npm で入れる方法も公式に用意されています。
5. ログインする
claude と打つと、ログインの案内が出ます。VPS にはブラウザがないので、表示された URL(c キーでコピーできます)を自分のパソコンのブラウザで開いてログインします。ブラウザにコードが表示されたら、ターミナルの「Paste code here if prompted」に貼りつけます。
使えるのは、Claude の Pro・Max・Team・Enterprise のどれか、または Claude Console のアカウントです。無料の claude.ai プランでは Claude Code は使えません。
claude
切断しても動かし続ける(tmux)
SSH を切ると、そのまま動いていた Claude Code も止まってしまいます。tmux を使うと、つなぎ直したときに作業の続きに戻れます。
sudo apt install -y tmux
tmux new -s claude
claude
作業中に Ctrl+B を押してから D で、tmux から離れます(Claude Code は動いたまま)。戻るときは次のコマンドです。
tmux attach -t claude
決まった時間に動かしたいとき
claude -p "やってほしいこと" のように -p を付けると、対話をせずに1回だけ動かせます。これを cron(Linux の予約実行)に登録すると、毎朝決まった時間に動かせます。cron の書き方が合っているかは cron の次回実行チェック で確かめられます。
ブラウザでのログインが使えない予約実行では、公式の claude setup-token で1年間使えるトークンを作り、CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN という環境変数に入れて使う方法が案内されています(Pro・Max・Team・Enterprise のプランが必要)。
claude setup-token
いきなり大きな作業をさせず、まずは「フォルダの中のファイル一覧をまとめる」くらいの小さな作業で、思ったとおりに動くか確かめてから広げるのがおすすめです。
気をつけること
- SSH はパスワードより鍵で:パスワードでのログインを止めて、鍵でつなぐ設定にすると、のっとられにくくなります
- 使わないポートは閉じる:Ubuntu なら ufw などのファイアウォールで、SSH 以外を閉じておきます
- トークンや API キーを人に見せない:Linux ではログイン情報が
~/.claude/.credentials.jsonに保存されます。ファイルごと人に渡したり、画面ごと公開したりしないようにします - 料金:VPS の料金のほかに、Claude のプランや API の使用料がかかります。API キーで使う場合は、使った量に応じて料金が増えます
- バックアップ:作業ファイルは GitHub などにも置いておくと、サーバーを作り直すときに困りません
自宅のミニPCで動かす選択肢も
VPS は月々の料金がかかります。長く動かすなら、自宅のミニPCを24時間つけておく方法もあります。費用の比較は ミニPCとVPSの費用比較ツール、ミニPCで動かす場合の準備は ミニPCとVPSどっち? と ミニPCに Ubuntu Server を入れる方法 にまとめています。
まとめ
- VPS は Ubuntu 20.04 以上・メモリ 4GB 以上(Claude Code の公式条件)を満たすプランを選ぶ
- 作業用ユーザーを作り、公式の方法で Claude Code を入れて、ログインは自分のパソコンのブラウザで
- 動かし続けるなら tmux、決まった時間に動かすなら
claude -pと cron - SSH は鍵で、使わないポートは閉じ、トークンは人に見せない
Claude Code でブログ作業を自動化する方法は Claude CodeでWordPressブログを半自動化 で紹介しています。


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